注文住宅は建て売りに比べて、完成までにどれくらいの月日を要するのでしょう?
今回はBESSでログハウスを建てる我が家のスケジュールと、住宅ローンの借り方をとても分かりやすく解説している良書『住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法』の内容を元に、分かりやすくまとめてみたいと思います。
なお、こちらは前記事の続編となっております。
正しい家づくりの流れを知ろう!まずは何から始めればいいの?内容自体は独立しているので、ここから読んでも大丈夫!
Contents
注文住宅が建つまでの流れはこんな感じ
前回記事で書いたように、まず最初にするべきは展示場訪問ではなく、一括資料請求。
ここで建てたいハウスメーカーがしぼれたら、ようやく展示場(施工会社)への訪問です。
まずは我が家がBESSさんから渡されたスケジュールを見てみましょう。
建物
- どんな暮らしをしたいのかイメージをふくらませる
- パンフレットをもらう
土地
- (土地なしの場合)自分たちで土地探しをする
- BESSでも土地探しの手伝いをしてくれる
(希望地、金額、広さ…)
資金
住宅ローンの事前審査をしておく
(返済計画、どのくらい融資してもらえるか)
建物
もらったパンフレットを見たり、担当者の話を聞いてお願いしたいと思ったら申し込みをする。
ここでお預り金として2%の金額を渡す。契約に至らなかったら返金してもらえる。我が家は30万円預けました。
土地
土地が見付かったら、土地契約。
役所調査、地盤調査など。
資金
住宅ローン審査が通ったら資金計画を立てる。ここでだいたいの総予算が分かる。
建物
BESSと契約を交わす。ここでは総額の10%を支払う。我が家はおよそ343万!
我が家はこのあたりでBESSの数あるモデルの中から「カントリーログ・カラマス」をチョイスしました!
- 技術監督との顔合わせ
- インテリアの打ち合わせ
資金
- 住宅ローン正式審査
- 住宅ローン契約
(金利、返済スケジュールの決定) - 住宅ローン実行
(土地残金を支払う、着工金の支払いなど)
土地
- 土地の残金を支払う
(BESSへの支払いと一緒にすませました) - 地鎮祭を行う
(お初穂3万円を包みました)
総額の20%の金額をBESSに支払う。
総額の40%をBESSに支払う。
総額の30%をBESSに支払う。
新生活のスタート!
この記事の執筆時点ではようやく着工を迎えたところです(^^)
ここまでを振り返ってみて、一番苦労したのはやはり住宅ローン関連。
信頼の置けるFP(ファイナンシャルプランナー)がいなかったら、かなり危ない橋を渡るところでした。
住宅ローンの相談相手をファイナンシャルプランナーにした結果…次に淡河範明氏著の『住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法』から、注文住宅完成までの流れをザックリと見ていきます。
【例】
1月1日に家を買いたいと思い立った人
注文住宅
土地から探す
フラット35を利用
1月
1日:家を建てることを決める
2日:家計の収支を見直す
10日:「絶対予算」を決めて土地、建物に配分する
11日:施工業者、借入先探しをはじめる
13日:土地を見に行く
31日:土地を決める
- 資金計画を考える
- 設計、施工業者の情報収集
- 土地の情報収集
- 借入先の情報収集
2月
1日:不動産会社に土地の貸し付けを出す
3日:土地を施工業者に見せて、見積もりを取る
7日:借りるローン商品を決める
8日:仮審査申し込み書を金融機関に提出する
10日:仮審査の承認を受ける
13日:土地の売買契約を結ぶ
17日:施工業者の決定
18日:打ち合わせをはじめる
23日:本審査申込書を金融機関に提出する
- 不動産会社と取引をする
- 金融機関にコンタクトをとる
- 施工業者とのやりとりから必要経費が見えてくる
3月
6日:本審査の承認を受ける
12日:金融機関とつなぎ融資の契約を結ぶ
新築住宅の費用の支払いは一括ではないらしい。BESSからもらったスケジュールはこんな感じ!
18日:土地の決済、登記関係の費用を司法書士に支払う
25日:土地の地盤調査を行う
- 住宅ローンの本審査
- つなぎ融資の契約
- 土地の決済
4月
23日:建物の最終プランを固める
【BESSで家を建てる】カントリーログ・カラマスに決めました!
26日:施工業者と工事請負契約を結ぶ
28日:フラット35の設計審査を申請する
- 施工業者と予算オーバー分を調整していく
- 工事への準備
5月
8日:つなぎ融資の必要書類を集める
9日:建築の確認済証を受け取る
15日:地鎮祭
地鎮祭無事完了。近所への挨拶もしてきました!
17日:着工
18日:着工金のつなぎ融資を金融機関に申し込む
25日:着工金の決済
- 工事請負契約
- 着工金のつなぎ融資の申し込み
6月
21日:上棟
23日:フラット35の中間検査を受け取る
27日:中間検査の合格証を受け取る
着工金のつなぎ融資の申し込み
7月
2日:中間金の決済
9月
1日:表題登記を行う
6日:建築の検査済証を受け取る
7日:フラット35の竣工検査を受ける
15日:竣工
22日:フラット35の融資契約を結ぶ
29日:物件の決済
30日:抵当権設定登記
中間金のつなぎ融資の申し込み
10月
外構の別途工事費を支払う
団信、火災保険、地震保険などへの加入
10日:引き渡し
- 決済
- 保険加入
11月
1日:引っ越し、入居
住宅ローンの返済!!
注文住宅の完成までには約1年かかるのね。
BESSのカントリーログは約9ヶ月!
失敗しない注文住宅の建て方
我が家の場合、施工業者(BESS)がスムーズに決まり、担当者にも恵まれ、住宅ローンも信頼の置けるFPさんに巡り会えたことで、理想的な借り方をすることができました。
でもまだ家が建っていないから、結論付けるのは早いぞ!
ただ、ひとつだけ「失敗した~!」という出来事があります。
それは、
実際に入居できる日よりも5ヶ月も早く家が完成してしまう
ということ。
今の居住地と将来の居住地がだいぶ離れているので、家が完成したからといって引っ越しをすることができません。
夫の転勤は3月。
10月に完成したとしても、約5ヶ月間無人のまま放置することになるんですよね…。
住宅ローンの返済は始まるし、今住んでいるアパートの家賃は変わりなく払っていかなければならないし。
親からの援助がなければ無理だったわね…。
なぜこういうことになったかというと…。
BESSから「2月中に契約すれば○○円の値引きキャンペーン」があるという話を聞いてしまったんですね。
まだ家づくりの勉強をする前でしたから、そんな値引きキャンペーンがあるのならBESSに早めに返事をしてしまおう!というマインドになってしまいました。
しかし、今振り返ってみると少し浅はかだったかなと思ってしまいます。
もともとBESS一択だったから別に躊躇はなかったけどね。
でも、ローンと家賃の重複支払いはツライ…。
家づくり初心者がハウスメーカーや銀行と対等に渡り合うために必要なものは何だと思いますか?
「勉強でしょ?」
そうですね。勉強、いいと思います。しかし、知識を持つことは家づくりの基本でしかありません。
最も重要なことは、良き助言者を持つことです。私たちは住宅ローンにも詳しいファイナンシャルプランナー(FP)さんにお世話になり、理想的な住宅ローンを組むことができました。
こちらの知識不足を補完してくれ、危ういところで何度も救いの手を差しのべてくれたFPさん。
未だにお世話になりっぱなしです(^^;)
これから家づくりをはじめる人は、ぜひ外にブレインを持ってみてください。
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