このたび、猫と一緒に一泊二日の旅を敢行しました。
基本、猫は1日くらいなら留守番ができるそうですが、甘えん坊で暴れん坊の我が家の猫くんに至ってはおそらく「無理」。
それに加え、私自身がお留守番もどこかに預けるのも心配で心配で…
親ばかの極み…
このような理由で、初めての猫連れ旅となりました。
Contents
留守番できない猫の基本データ
猫種 | ノルウェージャンフォレストキャット |
性別 | オス |
年齢 | 0歳8ヶ月 |
我が家の留守番不可猫の性質はご覧の通り。
右も左も分からない子猫時代を卒業し、人とのつながりに安心感を覚えるようになったのでしょう。
私が庭仕事でほんの少し外に出ただけで、ニャーニャーと大騒ぎ。
はきだし窓から私の姿を認めてようやく落ち着くのですが、ずっと見ています。
猫とベッドで一緒に寝るのが夢だったのですが、完全夜行性の猫くん。
家族が就寝する時間になると、ベッドの下に潜り込んですき間から子供達の頭にちょっかいを出しまくり。
やめて!眠れない!
と子供達は不機嫌に。
でもイタズラ大好き猫くんはお強い。
「遊ぼ~!」攻撃がやむことはありません。
ケージ=就寝
という習慣ができているためか、戻されない限り際限なくいつまでも遊んでしまう危険が…。
猫と外泊!準備したもの
以上のような理由から、猫も一緒に旅に連れていくことにしました。
旅と言っても親類の所有する貸別荘が宿泊地なので、それほどの不安はなく、むしろちょっとだけ楽しみでもありました。
とはいえ、猫にとっては初体験。
なるべく不安を感じさせないように、色々なものを準備していきましたよ!
こちらは、この日のために購入。
色々な種類があるので悩みましたが、口コミや評価、お値段を参考にこちらの商品に決定しました!
作りも頑丈で、とてもいい買い物をしたと思います。
メリットだらけで、デメリットらしいデメリットはないのですが、強いて言うなら、吸水器を差し込む穴が下すぎるところでしょうか。
これはショップの口コミでも何人か指摘されている方がいました。
我が家の場合はお皿なので、特に困ることはありませんでした。
それから、サイズ感がちょっとつかみづらいかもしれません。
我が家の場合、最初はLサイズを考えていたのですが、猫は狭いところの方が落ち着くかもと考え直し、最終的にMサイズにしました。
結果的にこれが正解。
Мサイズと言っても、大型種のノルウェージャンフォレストキャットが体を伸ばして横たわれて、かつ小学低学年の子供も一緒に寝そべれるゆったり感。
室内でも邪魔にならない、丁度いい大きさだと思います。
旅をする上で一番心配なのがトイレ問題ですよね。
ただでさえ、猫は繊細な生き物。
いつもと違う環境で過ごすことを考えると、少しでも家の雰囲気に近づけた方がいいと思い、トイレは普段から使い慣れたものを持っていきました。
大きめサイズなので持ち運びも大変だったけどね…汗
貸別荘に着くと、自分の匂いがあるから安心するのか、ずっと猫用トイレの中に座ったり寝そべったり。
ちょっと臭くなっていましたけど、不安を和らげようとしているようなのでここは目をつぶることにしました。
就寝中は折りたたみケージにトイレや水分を設置するので、水や尿が染み出るのを防ぐために、中に100均のレジャーシートを敷きました。
尿をこぼすということは滅多にないのですが、水のほうは派手にぶちまけることがあります。
後片付けの手間を考えたら、レジャーシートは必須ですね。
念には念をということで、レジャーシートの上にさらにペットシートを敷き詰めました。
親類の貸別荘とはいえ、やはり気は遣います…汗
我が家のネコは水分補給の際、必ず前足で水を掻き出す動作をします。
ペットシートがある程度水分を吸収してくれたおかげで、後片付けもラクでした。
自分の匂い付きというところで、普段使っているお気に入りのクッションも持っていきました。
猫用トイレの中で眠っていたので、こちらはあまり役には立ちませんでしたが、普段通りに近づけるという意味では持って行って良かったと思います。
キャットフードも普段から食べているもの、食器も普段から使っているものを持参しました。
我が家の猫は思っていたよりも環境に順応しやすい性格のようですが、やはり繊細は繊細。
ちょっとかさばりはしましたが、マイ皿を持っていって良かったと思います。
ちなみに、こちらのフードを食べさせています。
↓↓
猫と長距離車移動は大丈夫?
先述の通り、我が家の猫君は子猫の特性もあるのか、好奇心旺盛で環境適応力も高めなようです。
普段車に乗るのはペットクリニックに行くときくらいなので、長距離移動には不安もあったのですが…。
キャリーバッグの狭さが、移動の揺れの中でも安心感を与えてくれたようです。
終始おとなしくしており、途中から寝ていました。
時々キャリーバッグを遊び場にしていたので、それも良かったのかもしれません。
ただ、これが夏だったらこんなにスムーズには行かなかったんじゃないかと思います。
ただでさえ暑いし、水分補給もさせる必要があるのでかなり気を遣ったはず。
冬でよかった…。
ちなみに、真夏にペットクリニックに行ったときは緊張でまったく水分をとってくれませんでしたが、パックで売っている子猫用ミルクをあげたらゴクゴク飲んでくれました。
- 普段からキャリーバッグに慣れさせておく
- 短い距離から車移動に慣れさせておく
猫とのお泊りは果たしてうまくいくのか?
貸別荘に到着すると、すぐに折り畳みケージを出してキャリーバッグから移動させました。
中には見慣れたトイレ、クッション、食器を設置済み。
キョロキョロしながら「ニャーン、ニャーン!」としばらく鳴いていました。
終始落ち着くということはなく、ケージから出たがり、メッシュの部分をカリカリ…
30分ほどしてから、抱っこで部屋の中を探索しました。
このときはまだ体が緊張でこわばっていました。
しかし、ほどなくして自分で歩きたがり、「降ろして~!」と身体をくねらせ始めます。
ちょっと待って。徐々に徐々に…
我が家の猫は男の子ですが、まだマーキングデビューはしていません。
今回の環境の変化がスイッチになっても困るので、ある程度慣れさせてから放つことに。
自分の足で歩くことが許されると、ソファーの下に隠れたり、キッチンに飛び乗ったり、窓辺に行ったりと好き放題やりたい放題に歩き回っていました。
ソファーやカーテンは爪で引っ掻いてしまう可能性があったので、ずっと監視。
猫のほうでは、飼い主がそばにいる安心感があるようで、恐々ながらも探検に余念がありませんでした。
食欲は多少落ちたようです。
いつもはお皿の隅々まできれいに舐めているのに、今回の旅では半分ほど残したり…。
トイレはなかなかしてくれませんでした。
水分自体いつもより飲まなくなっていたということもありますが、あまりにもしてくれないので、
「したいのに我慢してるのかな?お腹痛くならないかな?」
と、飼い主としてはいても立ってもいられない心理状況でした。
翌朝目覚めてからトイレをチェックしたら、2回ほど排泄がありました。車移動中からしていないので気が気じゃありませんでした。
これは定かではありませんが、私が夜中に目を覚ましてふと折り畳みケージの方を見たら、お座りスタイルの猫君と目が合いました。
ずっと見てた?
猫君がいつからそうしていたのかはわかりません。
やはり寝床がいつもと違うので、ぐっすり眠るというのは難しかったみたいです。
私も何度か目が覚めましたからね…。
猫と外泊!まとめ
翌朝の猫君はだいぶ慣れて、好き放題歩き回っていましたが、猫の性格によっては、ずっとキャリーから出たがらない子もいるのではないでしょうか。
今回の旅は、ペットとの災害避難のイメージトレーニングにもなったと思います。
とりあえず、折り畳みケージは必須!
あと、こういうのもあると両手が使えるので災害時は便利かもしれませんね。
感想としては、思っていたより大変じゃなかった!
けれど、不安や心配は当然あったので気疲れが半端なかったです。
子供たちも喜んでいたし、いい思い出になったんじゃないかな。
ということで、まとめ!