ハウスメーカーのBESSでカントリーログ・カラマスを建てることになりました。
今回は、我が家のマイホーム計画のために尽力してくださっているFPさんに「救われた~!」という内容でお送りしたいと思います。
家づくりの相談をするなら、お金のスペシャリストを選ぼう!
- 住宅ローンの相談は誰にすべきか
- 銀行に住宅ローン相談に行くことのリスク
住宅ローンの相談にファイナンシャルプランナーを選んだ理由
まずは、なぜ我が家が今回のマイホーム計画の一連にFPさんに入ってもらっているか?ですが、一番大きいのはこちらの本の存在です。
私と夫はかなりの慎重派。
家がほしいと思いはじめた頃に、すでに上のような本を購入して勉強を始めました。
まあ、私たちだけじゃなく、人生一度あるかないかの大きな買い物ですからね。失敗したくないという気持ちは誰もが一緒…ってことで、上の本そんなに難しいことは書かれていないので、住宅ローンの入門書としてはとってもおすすめ(^^)
私の単純脳でも理解できた!
この本に、こんなことが書かれていたのです。
そもそも金融機関の担当者は、住宅ローンを企画・販売する”メーカー”の社員であって、販売のプロフェッショナルではありません。(中略)彼らはたいてい住宅ローンの販売ノルマを課せられているので、人によってはあの手この手でローンを組ませようとしてきます。
『住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法』著・淡河 範明
住宅ローンのことを何も知らないド素人がのこのこと相談なんかに行ったら、高確率で相手の思うつぼってことじゃないか!?
じゃあどうすればいいの?
と、ここで出てくるのがファイナンシャルプランナーですね。
ファイナンシャルプランナー(FP)や住宅ローン専門のコンサルタントは、顧客の利益を最大化するのが仕事です。家計の状況を把握し、いくら借りるか、どういう借り方が適正かを、長期にわたる計画を立てたうえで客観的にアドバイスしてくれます。(中略)住宅ローンの相談は、多少の手間ひまをかけたほうがよいでしょう。
『住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法』著・淡河 範明
この時点で、私たち夫婦の頭の中にはFPさんに助言してもらうという選択肢以外にはありませんでした。
慎重派で行動派の夫がさっそくネット検索をし、住宅ローンにも詳しいFPさんを見つけてくれました。
1相談無料で相談に乗ってくれるので、家計の面でも大助かりです。
2021年2月追記
「1相談=家づくりに関わるお金の相談」ということで、結局一度もお金を払うことなく、その後も火災保険や団信関係で相談に乗ってもらいました。未だに色々とお世話になっています。
とはいえ、やはり相性というものは無視出来ません。
以前保険の見直しでお世話になった若いFPさんがいたのですが、ちょっとばかり不快な思いをしたことがありました。
住宅ローンの返済って大変そう。失敗したくないのでFPさんに相談してみた家計の全てをさらけ出し、長らく付き合うことになっていく相手なので、知識の豊富さ以上に相性って大事なんじゃないかと思います。
その点、我が家でお世話になっているFPさんは「知識があいまい」なところはその場で取りつくろったりせず、きっぱりと「調べてきます!」と言ったかと思えば翌日には詳しい内容をメールで送ってくれる迅速さ。
銀行に住宅ローンの相談に行くというときも、「自分も勉強したいから」と夫に付いて行ってくれました。
あのときは心強かったなぁ。
我が家のように近所のFPさんを自力で探すのでもいいのですが、「ほけんのトータルプロフェッショナル」のように、納得いくまで無料で何度も家計診断をしてくれるサービスもあるので、銀行に相談する前にまずはFPさんに相談してみるのもありですね。
ただ、相談無料の背景には、保険を販売することによってファイナンシャルプランナーにコンサルティング手数料が入るというしくみもあるので、保険見直しの流れになったときに、「ちょっと違うかも…」となったときは断る勇気も大切。
\ 詳しくはこちら /
ちなみに我が家の場合、
「今時点で加入している保険に大きな落とし穴があった」
+
「月々の保険料が家計を圧迫している」
という現実があったため、FPさんの提案してくれた保険に早々と切り替えました。
慎重派夫婦なので、毎回かなりしつこく質問しているのですが、少しも嫌がることなく何度でも分かるまで答えてくれます。
ありがたや~。
銀行 vs ファイナンシャルプランナー
ちょっと前置きが長くなってしまったのですが、ここでようやく本題に行きたいと思います。
住宅ローンの相談のために、銀行を訪れた夫とFPさん。
窓口応対に現れたのは少し融通の利かなそうな女性担当者(後日私も会っています)。
夫から聞いただけなので詳しくは分からないのですが、この担当者さんが、やたらと固定金利期間選択型を勧めてくるのだそうです。
固定3年、固定5年、固定10年というように、金利がその期間固定される。期間が短いほど金利も低くなる。期間が明けると金利の見直しがあるが、ほぼ確実に金利は上がる。
この時点で、夫はおそらく固定金利期間選択型の利率の低さしか目に入っておらず、
へぇ~、こんな得な借り方があるんだ?
という思考状態だったと思われます。
しかし、夫の隣りにいるのはお金のスペシャリスト。
固定金利期間選択型のメリットもデメリットも熟知しています。
金利の低さは確かに魅力的ですが、期間限定型の固定金利でリスクを負うのは借り手のほうではありませんか?
銀行担当者さん、きっと冷や汗もんだったことでしょう。
私が後日調べたところだと、住宅ローンという長期の返済の間に金利上昇があれば、その分が銀行の利益となります。
しかし、35年固定などの固定金利を選択されてしまうと、それ以上の金利を取ることができなくなってしまうんですね。
だから、最初は損するかもしれない。けれど、長い目で見たら得をする…というのが、銀行にとっての「固定金利期間選択型」や「変動金利」なのだそうです。
銀行担当者の女の人、取り憑かれたようにずーっと固定3年とやらを勧めてきたよ。
おそらく、固定金利期間選択型を選択させることは、行員の業績にもなるのでしょう。
少々テンパりながら、それでも頑なに固定3年を申し込みさせようとする担当者さんに、FPさん、とても冷静に対処していたそうです。
銀行が責任を取ってくれるわけではないんですから、リスク面もしっかり説明する必要があるんじゃないでしょうか?
あれはすごかった。ティナにも見せてやりたかったよ。
実は、私も単身別の銀行に住宅ローンの相談に行ったことがあります。
そこでは、固定3年を推し進めており、その銀行でローンを組むほとんどの人が選択しているということでした。
私は固定35年という腹づもりでの訪問だったので、ローン申請する人の間で人気なのが「固定3年」と知ってビックリ!
銀行側も、「固定3年」以外の選択肢を与えないような話口調だったので、なんの知識も持たずに住宅ローンの相談に行くのは得策ではないと思ったのでした。
さいごに
おそらく一生に一度の大きすぎる買い物。
マイホームを手に入れようというとき、私たちはお金を前にしてあまりにも無力です。
右も左も分からずFPさんに頼りっぱなしの我が家ですが、この出会いがなければ、おそらく高い確率で「固定3年」の変動金利を選んでいたと思います。
(実際にBESSの担当者さんや、某銀行に勧められ、「これいいんじゃない?」という思考回路になっていました)
とても危ういところでFPさんに相談し、 固定金利期間選択型 のメリットとデメリットを聞いたところで、我が家には向いていないと判断するに至りました。
金利の動きは誰にも予測することができません。
なので一概に「変動」がダメだとか「固定」がダメだとか断定的なことは言えませんが、何を選ぶにしてもその家庭の人生設計に見合った無理のない返済方法が見つけられることが大前提です。
銀行担当者とのやり取りを終えた後、FPさんは夫にこんな言葉を残したそうです。
全力で応援します。
まだローン審査の段階なのですべてはこれからですが、なにかを決断するときは必ず立ち止まってじっくり考えるということをしっかりとやっていきたいと思います。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。