こんにちは、ティナです。
BESSでカントリーログ・カラマスを建てることになりました。
【BESSで家を建てる】カントリーログ・カラマスに決めました!BESSの家を建てることは夫の長年の夢。
その夢を実現するために、BESS仙台ログウエイ(BESSの専門展示場)を訪問して将来のマイホームイメージを膨らませたり、ログハウスについてちょっとずつ勉強を始めたりしていました。
特に、ログハウスはメンテナンス必須の建物。
モデルハウスのきらびやかさに惹かれてそれだけで建てようとすると、あとで確実に「こんなはずではなかった…」となってしまいます。
色んな意味で覚悟が必要なログハウス!
私はもう覚悟を決めましたよ(^^;)
ログハウスはメンテナンスフリーではない
BESSから渡されたパンフレットや先輩BESSユーザーさんたちの情報発信により、なんとな~く、
「ログハウス=メンテナンス必須」
であることは分かっていたのですが、本気で勉強しないと細かいところまでは分からない、というのが実情なんじゃないかと思います。
私自身も、このブログでカントリーログを記事にするにあたって色々と調べたつもりでいました。
セトリング…クラック…塗装…。OKよ。どんとこい!
しかし、BESSとの契約の際にログの特徴についての説明があり…。
初耳なことが多くて、心の中で「え!マジで?!」と青ざめてしまいました。
まずはログの知識としてあらかじめ知っていること↓↓
- 木材の乾燥による反りやねじれ
- 木材の乾燥によるひび割れ(クラック)
- ログ壁の沈み(セトリング)
- デッキや外壁の塗装
そして、今回説明を受けて初めて知ったこと↓↓
- 木材の反りやねじれで、窓やドアが開けづらくなることもある
- クラックが内側の場合はよいが、外側にできた場合は耐久性が悪くなる
- 台風や、強い雨の日は雨の染み入りが起こる場合がある
- ログ材からヤニが出てくることがある
- 薪ストーブによる急激な温度変化で木材が収縮やクラックを起こしやすくなる
これ、普通のハウスメーカーで起きたら即欠陥住宅って言われるやつじゃない?
窓やドアが開けづらくなるとか、雨漏りとかちょっと無理…と思ってしまった奥様、きっと私だけではないはず。
しかし、夫のほうを見ると、
「はいはい知ってます。うんそうだよね。了解!」
みたいな得たり顔でBESS担当者さんの説明にうなずき、チェックシートに次から次へとチェックを入れていくという…。
マジか…。
ログ生活に不安がないといえばウソになります。
ローン返済にメンテナンス代に、本当にちゃんとやっていけるんだろうか。
ログ壁のクラックを見て平静でいられるだろうか。
滴り落ちてくるヤニを「味だなぁ」と言えるだろうか。
分かってないな~。ログの場合は経年劣化じゃなくて経年美化なんだぜ!
「ログハウスを選んで後悔した」とならないために
こちらの心配をよそに、私の耳元でまじないのように「経年美化」と言い続ける夫。
このアパート見てみなよ。長いこと暮らしていると、白い壁紙も手垢でこんなに汚れるんだよ。しかもキズだらけだ。壁と天井のつなぎ目にもひび割れができてしまっているしね。でも想像してごらん。これがログ材だったら手垢なんてもちろん見えないし、キズも目立たない。壁紙にできたひび割れほど見苦しいものはないけど、ログ材の場合はこれすなわち「味」だ。
別の人のブログで読んだけど、外壁は自分たちで塗装したとしても、最低10万はかかるんじゃないかって。
このような私の心配に対しても、
だからメンテナンス費用を早いうちからしっかりと貯めていくんだよ。それに、今は「セミオペーク」という塗料がBESSから出てて、これを塗っていれば10年はもつらしい。まあ、いずれにせよ家族総出で一大イベントみたいにして楽しむのもいいんじゃないかな。作業後はみんなでBBQだ!
夫は全部ポジティブに捉えています(^^;)
確かに、BESSオリジナルのセミオペークという塗料は、カントリーログを建てると決めたときの私の戸惑いを払拭してくれた塗料でもあります。
なんといっても、一度塗ったら次の塗装は10年後。
10年もの間、再塗装の心配をしなくてもいいんです。
私は「ログは最低でも2年に一度は再塗装」と何かで読んだ記憶があったので、それだけがただただ憂鬱でした。
手間も時間も大変だし、金銭面でもこれを死ぬまで続けていけるのかな…。
でもこれが10年に一度なら、それまでにメンテナンス代も貯めることもできるだろうし、なんとかなるかなと思えたのがよかったのだと思います。
今ではカントリーログを建てることによる不安に折り合いを付けられたというか…すべて納得したうえで受け入れることができるようになりました。
って言っても、雨もりやドアが開けづらくなる現象は今からハラハラドキドキ。
普通の家じゃ経験できないことばかり。むしろ俺は楽しみ!
BESSのログハウスを楽しむ
あらかじめ「手のかかる家」であることを説明してもらい、すべて納得した上で建てるという「ひたすらに面白い」BESSのカントリーログ。
ほかのハウスメーカーのことはよく分かりませんが、まずありえませんよね。
「家=完成品」という常識があって、ちょっとでもおかしな部分があるとそれすなわち「欠陥住宅」ということになってしまいますから。
しかし、BESSの場合はここの認識がほかとは違う。
「家=未完成品」
「手を掛ければ掛けるだけ味わいの出る家」
「人とともに成長していく家」
万物は、完成したらあとは劣化していくだけなんですよ。
「未完だからこそ高みに向かって成長していけるんだ!」
ということで、最後に超ポジティブ夫のくさいセリフをお聞き下さい。
「カントリーログ、それは時間をかけて自分たち色に染めていく未完の芸術作品」
サグラダファミリアか!!
おしまい。
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