せっかくのマイホーム。
「こんなはずじゃなかった…」という後悔だけは絶対に避けたいですよね。

ずっと住んでいく家だしね。
この記事では、私の身近で起こった新築住宅トラブルについて書いていきたいと思います。
ちょっぴり気が重くなる内容ですが、知っているのと知っていないのとでは心構えも違ってくるはず。
ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
Contents
注文住宅で悲惨な思いをしないための注意点

「家を建てる!」
という意志がある程度固まってきた時期というのは、人によってはちょっとした興奮状態にあります。(もちろん全ての人とは言いませんが)
あれも取り入れたい!
これも取り入れたい!
間取りはこう!
理想すべてを取り入れるんだ!
悔いのない家づくりがすべて!
そう意気込んだかと思えば、今度は果てしなく続く住宅ローンを思って気が重くなったり…。
夫婦間でも意見の食い違いから、大喧嘩に発展するということも度々。

そんなハイな状態であらゆることを「決断」していかなければならないのが家づくりです。
ときには判断ミスをしてしまうこともあるでしょう。
それが取り返しのつくものならいいのですが、一生後悔していく類いのものだったら?

絶望しかない…。

私の知人、Aさんの話をしましょう。
Aさん夫婦はずっと「家がほしい」と思っていました。
しかし、同居していた両親がなかなか首を縦に振ってくれず、月日だけがいたずらに過ぎていきました。
頭金を貯めて、両親に金銭的負担をかけないことを証明すれば了承してくれるかもしれない。
Aさん夫婦は必死になってお金を貯めました。
そうして説得に説得を重ね、なんとかマイホームを作れる運びとなったのですが、この苦労は単なる序章にしかすぎなかったのです。
Aさん夫婦はさっそく住宅展示場に足を運びました。
「家づくり→住宅展示場」
おそらくほとんどの人がこの流れで家づくりを始めるはずです。
Aさん夫婦もご多分に漏れず。
様々なハウスメーカーのモデルを見て、
「こんな家が建てたい!」
というイメージもつかめたそうです。
ただ、想像していたよりも値段が高く、親の援助を期待できないAさん夫婦は出鼻を挫かれたような気分になりました。
そこで、工務店経営をしている友人に相談をしにいきました。
頼りにされたことが嬉しかったのでしょう。
工務店の友人は快く相談に乗ってくれました。
そして気が付くと、友人の工務店で家を建てる流れに…。
設計士を見つけなくちゃならないと言うと、

ボクの知り合いの設計士を紹介するよ!
家づくり初心者のAさん夫婦に代わって、工務店友人がなにもかも決めてくれます。
きっと心強かったことでしょう。
しかし、間取り図も完成して内装打ち合わせの段階になると、Aさん夫婦は急にやりにくさを感じるようになりました。
「自分たちはこうしたい」、
という思いを伝えても、

それよりも、これなんかどう?
友人はおそらく良かれと思ってなのでしょうが、自分の意見を押しつけてくることが多くなりました。
Aさんはこのとき、こんな感情を抱いたそうです。
「私たち、本当に自分たちの建てたい家が建てられるのかな」
この不安は、やがて取り返しの付かない結末へと繋がっていくのですが、このときのAさんには知るよしもありません。
着工、上棟と無事に通過し、内装の段階になると、Aさん夫婦は違和感を抱くようなことに度々遭遇するようになります。
あるとき、打ち合わせにはなかった奇抜なデザインの内窓が、和室部分に置いてあるのを見つけました。
「これはなに?」
怪訝に思い、尋ねると、

作ってみたよ!和室の壁にはめ込んだらインパクトあると思わない?
なんと、それは友人手作りの飾り窓でした。
その様が、まるで善行をほめてほしい子どものような態度で、Aさんは面食らってしまったそうです。
これじゃあ、あまりにも自由勝手すぎる…。
Aさんは思いきって言いました。
「思い描いていたイメージとは違うかも」

飾り窓を付けられることだけはなんとか回避できましたが、その後も許容しがたい現実を突きつけられることになります。
内装も形になってきて、照明が設置されたときにそれは起こりました。
吟味に吟味を重ねて、各部屋の照明にもこだわりを持っていたAさん。
しかし、実際に取り付けられたものは、打ち合わせで決めたものとはまったく違うものでした。
問い質すも、友人はうやむやにはぐらかすばかり。
もしかしたら、飾り窓を拒否したことを根に持っているんじゃ…。
Aさんは思い悩みました。
自分たちが選んだ照明に変えてほしい旨を伝えても、

その分費用がかかっちゃうけど大丈夫?
と、まるで取り合ってくれません。
これが何のつながりもない赤の他人だったら、もう少し強く抗議することもできたのでしょうが、同じ地区内で仲良くしてきた友人同士です。
町内会でも頻繁に顔を合わせるし、子供たちも仲良し。
自分たちが我慢すれば、ことを荒立てることなく、今まで通りでいられる。
Aさん夫婦は爆発寸前の感情をグッと押し殺しました。
理想の家のはずが不満だらけの家に

さかのぼってみれば、どこかに間違いがあったことには明確です。
私から言わせれば、住宅展示場を見に行ったところから間違っているのですが、テレビCMでも頻繁に、
「家づくり=住宅展示場」
という刷り込みが成されていることを考えれば、Aさん夫婦の行動は至極当然の流れでしょう。
であれば、あやまちは次のやつ。
そう、次のヤツですよ。
工務店をやっている友人に軽い気持ちで相談してしまったところですね。
こちらは、グチのつもりで「家って高いよね~」と言ったつもりでも、言った相手がその道を究めている人間の場合、「自分がどうにかしてあげたい」という気持ちが働いても決して不思議ではありません。
そこで、

じゃあボクのところで建てない?値段はいくらでも相談に乗るから。
と言われてしまったら、断りようにも断りづらいですよね。
結果として、Aさん夫婦は思い描いていたものとはまったく違う家を建てるはめになってしまったのです。
飾り窓や照明だけの話ではありません。
吹き抜けなど作る予定がなかったのに、友人にすすめられて作ってしまい、2階スペースのデザインも限られたものになってしまいました。
ベランダを付けるのがAさんの夢でしたが、この家には向かないと却下され、いまだに心残りだそうです。
すっかり友人への信用を失ってしまったAさん。
今は友だち付き合いをやめてしまったそうです。

ゾッとする話ね。
ホームメーカーは数社をあらゆる観点から比較して決める

Aさん夫婦が特殊なケースであればいいのですが、残念ながら、同じ流れをたどった別の夫婦を知っています。
唯一の違いは、ネット上で関係のない人たちも巻き込んで激しい攻防を展開し、ひどいケンカ別れをしたことくらい。
意外と多いのかもしれませんね。
こういうパターン。
これから家づくりを始める人には、どうかこのようなあやまちは経験してほしくないです。
「知り合いに頼めばもしかしたら経費を削減できるかも」
という考えが、かなりリスキーであることは分かって頂けたかと思います。
ただでさえ大きなお金が動く家づくり。
経費削減は何にも増して重要です。
しかし、家づくりには削っていい部分もあれば、削ったことであとあと後悔することもあるのです。
そこでおすすめなのが、気になった数社のパンフレットを一括で請求できる「持ち家計画」。
同じ坪数でも工法や資材の調達方法が違うだけで、1,000万円近く削れることもあるそうです。
それぞれのハウスメーカーに、それぞれの特徴や得意分野があります。
それらを自分のペースで比較検討することができるのが、資料一括請求のメリットと言えるでしょう。
「持ち家計画」のデメリットも見てみましょう。
- 気になったハウスメーカーや工務店があっても登録されていないケースがある
- 営業の電話やメールが来ることがある
日本全国の施工業者が登録しているわけではないので、地元に根付いた工務店の資料がほしいと思っても、手に入らないことがあります。
(以前は1300社以上の掲載があったようですが、現在公式サイトではプレミアムパートナー、パートナー併せて107社が掲載されています)
その場合はホームページ等から直接問い合わせをするしかありません。
また、中には営業の電話、メールを送ってくるハウスメーカーもあります。
たいていの場合は、
「一度見学に来てみませんか?」
という簡単なお誘い程度のようです。

SNS、ネット上では残念ながら口コミらしい口コミを見つけることはできませんでした。
ただ、実際に資料請求をした人のレビューを読むと、
- 請求した資料は時間差はあるものの、全部届いた
- 営業の電話がかかってくるところもあれば、メールのところもあった
- 営業の電話がないところもあった
- 簡単な意向確認と見学のお誘いだけでしつこい勧誘はなかった
という感想が多かったです。
営業電話は煩わしいと言えば煩わしいですが、まったくかかってこなかったらそれもそれで「熱意あるのかな?」という不安が過ぎります。
「今度見学にいらしてくださいね」程度の電話なら、むしろ、
「ちゃんとした挨拶ができるハウスメーカー」
というとらえ方もできますね!

数千万円の買い物をするんだから、ハウスメーカーとの相性は絶対に無視出来ないよね!
マイホーム計画はお金がかかる!無料サービスを賢く取り入れよう
家づくりで無料で使えるサービスをピックアップしてみました。
時間とお金は有限です。
少しでも費用を削減して悔いのない家づくりをしてくださいね!

あなたの家づくりを応援しています!