2020年11月に新居の引き渡しが完了しました。
我が家が建てたのは、BESSのカントリーログ・カラマスというログハウス。
本格的に入居する前に、無垢材の床とDIYのダイニングテーブルに蜜蝋ワックスを塗ってみましたよ!
私1人の作業で、6畳間、所要時間は約40分!
Contents
蜜蝋ワックスとは?
蜜蝋ワックスは植物油(エゴマ、ひまわり、アマニ…)と蜜蝋のみを原材料とした天然素材のワックスです。
私が購入したのは(有)小川耕太郎∞百合子社の『材木屋とハチミツ職人が作った・未晒し蜜ロウワックス』。
原料:エゴマ油(国内精製)・蜜ロウ(国産:無漂白)
一見、ワックス缶とは思えないおしゃれなデザインです。
クッキー缶でも通りそう(笑)
スポンジが1つ付いてくるので、すぐに作業にとりかかることができますよ!
蜜ロウワックスの使い方
未晒し蜜ロウワックスにはAタイプとCタイプがあります。
それぞれに向いている床材が違うので、ご自宅の床材がどちらのタイプなのか確認してみてからの購入がおすすめ。
Aタイプ(バター状) | Cタイプ(マーガリン状) |
---|---|
無垢材、集成材、ベニヤ、合板、 コルクタイル 桐材(化学塗装・化学ワックス不使用 であること) | 無垢材、集成材 |
※無塗装か自然塗料仕上げであること | ※無塗装か自然塗料仕上げであること |
我が家は無塗装の無垢材なのでCタイプ!
まずは塗布に使用する道具を準備します。
- 未晒し蜜ロウワックス
- スポンジ
- ウエス
- カレースプーン
- 養生シートor養生テープ
我が家は壁も無垢材なので、養生シートの準備はしませんでした。
床のホコリを払い、(必要なら養生も)下準備を終えたら、さっそくワックス塗りの開始です。
缶のフタはしっかりと食い込んでいるので、スプーンを引っかけて開けます。
凝固したハチミツみたいなワックスが現れました。
ワックスにありがちな鼻をさすようなキツイ匂いは一切ありません。
エゴマ油が主原料なので、それ系の匂いがするのかな?とも思ったのですが、ほぼ無臭でした。
これをカレースプーンに半分ほどすくったら、スポンジにまんべんなく伸ばします。
ちょうど寒い時期なので、ワックスが固くなっていました。
使いづらいときは別の容器に移して湯煎するといいそうですよ!
では、さっそく塗っていきますよ~!
塗布は私一人で行ったのですが、撮影用に長女に「手」だけの出演をお願いしました↓↓
部屋の奥から塗り始めます。
最初は軽くスポンジを持って、滑らせるように動かすことがポイントだそうです。
これがなかなか難しい。
夕方&照明が暖色系ということもあって、塗った部分がしっかり見えない~。
よく目を凝らすと、板と板のつなぎ目にワックスが入り込んで、そこだけとっぷりベッタリしていました。
できることなら、塗る人とふき取る人二人体制でやることをおすすめします。
なかなかの重労働。
部屋全体に塗り終えたら、最後はカラ拭きをして完了です。
所要時間は、途中撮影なども含めて約40分。
6畳ほどの広さなら1時間もかからず塗れます。
家具類は、半日から1日ほど乾燥させてから戻します。
蜜ロウワックスを塗ってみたビフォーアフター
蜜ロウワックスを塗る前は、ちょっと白茶けて見えていた無垢材の床でしたが、1日経過したらツヤが出ていい感じになっていました。
【before】
【after】
スリッパをはいていると滑っていたのも、蜜ロウワックスを塗った後はまったく滑らず。
1日中走り回っている子供たちの転倒防止にも一躍買っています。
苦労して塗った甲斐があった!
未晒し蜜ロウワックスはDIY家具のツヤ出しにも使える
蜜ロウワックスには撥水効果もあるので、DIYした家具類にも使えます。
水やお味噌汁をよくこぼす我が家。夫制作のダイニングテーブルに蜜ロウワックスを塗ってみました。
【before】
【after】
そのままでもビンテージ感が出ていて良かったのですが、塗布したら深みが出てちょっとだけ高級感が増したような…。
手作りならではの温かみも倍増してますね。
しっかり水も弾いています。
未晒し蜜ロウワックスの特徴
床材の仕上がりも手作りテーブルの仕上がりも、特に気になる点もなく満足のいくものでした!
ここで『未晒し蜜ロウワックス』の特徴をまとめてみましょう。
- 肌に付いても安全
- 環境にも優しい
- 防水・防汚効果がある
- 木材の呼吸を妨げない
- 有機溶剤、乾燥剤不使用
- 原料は国内製造や国産のものを使用
さらに、
ホルムアルデヒド:不検出
ヒ素、重金属、鉛、カドミウム:不検出
なので、子供やお年寄り、過敏症の人のみならず動物(ペットなど)にも優しいワックスです。
シックハウス症候群やアトピーに悩んでいる人でも安心して使えるんだって!
ここまでは良いこと尽くしの蜜ロウワックスですが、注意点があります。
取り扱い方を間違えると火事の危険も!
使用したスポンジ、ウエス等は、使用後水に浸して処分してください。油分を含んだまま積み置くと発火の危険があります。
取扱説明書より
塗布した床材や家具類は問題ないのですが、ワックスが染み込んだスポンジやウエスは、重ねて温度の高くなる場所に保管しておくと、発火するそうです。
これは、植物油が乾燥の過程で酸化反応熱を発生する特徴を持っているからです。
湿度や温度、スポンジやウエス表面のワックスの含み具合、保存状態などで発火の危険があるということは、しっかりと頭の中に入れておきましょう。
水に十分に浸して捨てる。再利用はしない。
未晒し蜜ロウワックスの口コミ・評判
私的には大満足の蜜ロウワックス。
ほかのユーザーの口コミはどうでしょう?
しっとりとした艶が出て、新築6ヶ月目ですが、新築時に戻ったようです。こちらのワックスは自然素材で小さな子供がいる我が家にも安心して使えました。
楽天市場口コミ
無垢材にもよると思いますが、パイン材の床に塗ると色が赤っぽくなりました。本来の木の色だと思いますが、濃い木目部分には試し塗りをしたほうがいいです。
楽天市場口コミ
使い方は簡単でした。ただ、薄く塗ったつもりでしたが、思ったよりもたくさん塗ってしまったようで、しばらく臭いと床のテカリが残ってしまいました。でも、人間の体に害の無いワックスなのでこれからも使おうと思います。1Lタイプはたっぷり入っているので、しばらく使用できそうです。
楽天市場口コミ
木材の表面にオービタルサンダーで1000くらいのやすりをかけたあとにスポンジを使ってワックスを伸ばしてウエスでからぶきしたらすごく綺麗になりました。水をはじくし天板がツルツルになりました。
Amazon口コミ
猫がいるので安心そうな商品を探していました。塗布後は撥水性があるのでとてもうれしい!ピカピカし過ぎずしっとりした質感でキレイです。冬は固まるのでちょっと扱いが難しいですが、少量で良くのびるので割と長持ちしました。リピートです。
Amazon口コミ
いまいちな口コミに、「魚臭い」「付属のスポンジが水に濡らしてから乾かさないと使えない」というものがありました。
私は匂いは特に気になりませんでしたが、スポンジは少々固めなので、人によっては扱いづらさを感じるのかもしれません。
さいごに
撥水効果や防汚効果のある蜜蝋ワックスは、無垢材にとてもおすすめです。
我が家では、水回りは掃除のしやすさを考慮してクッションフロアにしたかったのですが、夫婦で意見が分かれ、採用したのはトイレのみ。
水分や湿気がこもりがちな脱衣所は、蜜蝋ワックスで対処することにしました。
入居前、荷物を運び入れる前に蜜ロウワックスで家じゅうピカピカにしちゃいましょう!
末永く、大事に住んでいきたい!