bessのカントリーログが引き渡しになって一か月が経ちました。
まだ引っ越しが完了していないので、週末限定仮ぐらし状態です。
いざ生活してみると、打ち合わせ段階では見えてこなかった現実が色々と浮彫りになってくるものですね。
今回は、bessカントリーログに住み始めて見えてきた失敗点や、「分かっていたけれど、これほどまでとは…」と思った点を6つご紹介。
家づくりを計画している人やログハウスに興味がある人の参考になれば幸いです。
Contents
家づくりの失敗点その1:洗面台の蛇口
完全に「失敗」したと言わざるを得ないのが、洗面台の蛇口です。
我が家の洗面台は標準を採用しています。
ツーハンドルで、向かって右側が通常の水、左側が温水になっています。
アンティーク感のある可愛らしい形状なのですが…。
見た目に騙されてしまった。
これ、ちょっと面倒です。
レバー式に慣れているからかもしれませんが、水を止めるにはわざわざハンドルを回さなければなりません。
しかも、塗れた手でやると洗面台の上が水浸し。
パイプが短いというのもかなりのデメリット。
手を洗っているだけなのに、手を洗っているだけなのに…!!
大きな水たまりがその都度できてしまいます。
これはどんなに工夫しても改善されそうにありません。
毎回ふき取っているけれど、手洗い頻度も多いからかなり面倒。
洗面台に関しては、打ち合わせ初期の段階ではオプションのほうを考えていました。
こちらを選べばレバー式だし、パイプも長いし、ホースも収納されているのでなにかと便利。
とは言え…。
プラス64,000円!!
美濃焼タイルもなかなかオシャレなので、最後の最後まで悩みましたが、プラス六万円はさすがにキツイ!ということで諦めました。
今となっては多少無理してでもオプションの方にすれば良かったなぁ…。
後悔先に立たずだね。
家づくりの失敗点その2:ロフトの造作机
bess仙台の展示場にあったカントリーログに憧れ、我が家ではロフトに造作机を設置しました。
途中までは「いい造作机を作ってもらえて良かった♡」と思っていたのですが…。
先日事件が勃発。
次女と三女がこの造作机に上ってお人形遊びをしていました。
途中までは仲の良い笑い声が響いていたのですが、だんだんと雲行きが怪しくなり、しばらくしてから次女が泣きながら階段を下りてきました。
リビングにいた私は、
はいはい、またいつもの些細な行き違いね。
と悠長に構えていました。
ところが、事情を聞いて血の気が引きましたよ~。
○○(三女)ちゃんが私のお人形窓から投げた~!!
なに!?
「窓開けたの?!」
と三女に詰め寄ると、ねえね(長女)が開けているのを見て、開けてよいものだと思った、と悪びれた様子一切なし。
その後夫が三姉妹に、
- 机の上には絶対に上がってはダメ
- 窓は絶対に開けてはダメ
- モノを投げるのはダメ
とキツく言い聞かせたのですが、一歩間違えていたらと考えると、今でもゾッとします。
新築早々転落事故とかシャレにならない。
造作机を次女と三女の勉強机にし、すべてお任せ状態にしていたので、この点は反省です。
造作机、なくても良かったかもしれません。
家づくりの失敗点その3:窓の固定式網戸
窓に関しては選択の余地がなかったので、家が完成してから、
「へえ~。こういう窓なんだ」
と確認したような感じです。
カントリーログで使われている窓は、リクシルの横すべり出し窓や縦すべり出し窓がメイン。
網戸が固定式網戸になっているため、結露をふき取るのが容易ではありません。
動かない網戸、発生する結露、戸惑う私。
調べてみると、網戸の下についているタグを引っ張って取り外せるとのこと。
いかにもなタグが付いています。
しかし、引っ張ってもビクともしませんでした。
破壊してしまうとつらいので、結局結露は放置状態です。
もっとスムーズに網戸が着脱できるのなら良かったな…。
とはいえ、窓に関しては特にこだわりもなかったので、これはこういうものとして受け入れていくしかありません。
窓を拭くたびに網戸を取り外すの面倒くさいかも。でも、カビが発生するのもイヤだし…。
家づくりの失敗点その4:薪ストーブの炉台の色
我が家の薪ストーブの炉台と炉壁は、アイボリーです。
漆黒のドブレ(薪ストーブ)が映えて、とてもいい雰囲気を醸し出しています。
これは本当に選んで良かった!
…と思っていたのは薪ストーブを使う前までの話。
いざ使い始めると、やっぱり白系炉台は汚れが目立ちますね。
薪の木っ端や付着した土、灰片付けのときに落ちた灰のかたまり…。
水洗い必死です。
お手入れは大変だけど、やっぱりアイボリーの炉台カッコいいんだよね~。
家づくりの失敗点その5:玄関ドア
炉台のアイボリーレンガもそうですが、白というのはとにかく汚れが目立つ!
クールコーディネート仕様にした我が家の玄関ドアも、外側は白です。
いつどんな経緯で付着したのかは不明なのですが、取っ手の近くに目立つ汚れが!
おわかりいただけますか?
ドアノブの先端に付いた白い塗料は、おそらく強風で玄関ドアが全開になったときに、ログ壁にぶつかって付着したもの。
もう一つのカーブを描いた黒い汚れのほうは、なんなのかわかりません。
手垢が付いたらやだな。
お手入れやメンテナンスには気をつかうことになりそうです。
とはいえ、やっぱりオシャレだなぁ~、白いドア。
家づくりの失敗点その6:吹き抜け
吹き抜けに関してはある程度覚悟を決めていたので、「失敗」というのとはちょっと違うかもしれません。
一般的に言われている吹き抜けのデメリットは、
- 冷暖房の効果が低い
- 匂いが広がりやすい
- 掃除が大変
- 音が響きやすい
などですが、この中で想定外だったのが「音」。
いや、響くというのは分かっていたんです。
分かってはいたのですが、思っていた以上に響きます。
子供がロフトで飛び跳ねたり、積み木を崩したときの音が、もはや轟音レベル。
いつまでも耳の奥に残って脳みそをかき回されているかのようです。
まだ家具類を置いていないというのも反響を大きくしている一因だとは思うのですが、騒音出しのプロ集団(子どもたち)がいる限り、「音」問題には当分頭を悩ませそう。
でも、薪ストーブの暖が二階まで行きわたったり、子供たちの声が常に耳に入る安心感は吹き抜けのいいところだよね。
さいごに
家づくりの失敗や後悔は、どんなに満足のいく打ち合わせを重ねてもやっぱり出てくるものですね。
その原因の一つは、設備一つ選ぶにしてもカタログ頼みで、実際に見たり試したりができないことにあるのかもしれません。
展示場や完成見学会に参加してリアルな生活をイメージしてみるのもいいですが、それとて限界はあります。
いかに想像力を働かせられるか。
それが失敗を最小限に抑えられるポイントなのかもしれません。
でも、住みながら自分たちで使いやすいように工夫していくというのも、案外楽しいかも。