こんにちは、ティナです。
年末年始は夫の実家に2泊、私の実家に2泊して帰ってきました。
遠方&雪国なのでなかなかとんぼ返りができず、毎年このようなスケジュールなのですが、今回は少し状況が違いました。
なんてったって、最愛のゴルハム、マロちゃんが一緒だったのですから。
今回は、
「ハムスターとの車での長距離移動体験記」
の一部始終を余すところなくお伝えしたいと思います!
あたしも家族の一員。
Contents
ペットと車で長距離移動するときの下準備
実は、マロが車で長距離移動するのは今回が二度目。
一度目はお盆帰省でした。
とはいえ、このときは夫の実家には立ち寄らず私の実家に2泊しただけだったので、大きな環境の変化は一回きりで済んだのです。(色々と問題は起こりましたが…)
しかし、今回の帰省は、
「車移動」
+
「夫の実家2泊」
+
「私の実家2泊」
+
「車移動」
に加え、
「雪国で極寒」
+
「古い家屋なのでネズミが出る」
+
「小さい子供たちのハイテンション」
という試練のミルフィーユ!!
もう…憂鬱しかない。
十数年前に飼っていたジャンガリアンハムスターもご多分に漏れず、長距離移動を余儀なくされたハムちゃんたちでした。
その中の1匹のケージが嘔吐物のようなもので汚れていたので、この時初めて、ハムスターにも車酔いがあるのだと知りました。
幸いにも、1回目の帰省のときのマロに嘔吐はありませんでした。
けれど、車内、特に後部座席は揺れを感じやすいスペースです。
できるだけ揺れを軽減して、少しでも過ごしやすくしてあげなくちゃ…と思い、このような対策を。
- ケージを毛布生地の膝当てでくるむ
- 巣箱にウッドチップと厚手の布を敷く
- 給水器の水は抜いておく
計4泊という長旅になるので、キャリーなどは使わず、住み慣れたケージをそのまま運ぶという選択。
前日の対策として、いつも寝ている巣箱の中敷きにウッドチップを厚めに敷き、その上に被毛の長い布を絨毯のように固定しておきました。
その上で、さらに新聞紙やティッシュなどの巣材をいつもより多めに投入。
車に乗せるときは私の膝当てでケージをくるみ、揺れと寒さ対策をしました。
給水器の水の存在には幸いにも移動の前半で気付きました。
途中停車して捨てたのですが、車内が暖房で乾燥していたので、10分の1程度は残しておきました。
気付いてなかったら、ケージがびしょ濡れになるところだった。
運転も普段よりも慎重に、大きな揺れがあったときはその都度子供たちにマロの様子を見てもらう、という感じで、片道4時間どうにか乗り越えることができました。
しかし…。
帰りは給水器の水の捨て忘れで巣材が濡れてしまい、長年使っていたかじり木『カポックの実』を捨てざるを得ませんでした。
カポックの実~(涙)
ドジッ子ティナ…。
ハムスターの寒さ対策
先にも書いた通り、夫の実家は、
雪国。
しかも、築70年近くの古い家屋なのですきま風がシャレにならず、下手したら外より寒いんじゃないかっていうくらいの極寒です。
もちろん、暖房器具は欠かせません。
そう。
そして問題なのがこの暖房器具。
エアコンがないので石油ファンヒーターを使っているのですが、これがねぇ…。
うっ…。
くちゃい!!
点け始めがどうしても石油臭い。
身体の大きな人間でさえ臭いと思うのだから、小さな小さなハムスターにはどんな悪影響があるんだろう…と考えたら、不安でどうしようもありませんでした。
しかも、ずっとつけているわけにもいかないので小まめに消さなくてはいけません。
そうすると気温の寒暖差が著しい!
ハムスターは気温が10℃を下回ると疑似冬眠してしまいます。
そこで寒冷地対策!
- ホッカイロをケージの下、壁面に貼り付ける
- 保温性をキープするため、ケージの下半分を布で巻く
ホッカイロは家から持っていったのですが、あまりにも寒かったので心配になり、途中ドラッグストアに行って大きめサイズのものを新たに購入しました。
結果、ファンヒーターなしでも大丈夫でした。
むしろ暑すぎたのか、何度も水を飲みに出てくるほど。
あのときのマロ、水の飲み方異常だったよね。私心配で眠れなかったわ。
暑すぎたのよ。
ハムスターは匂いに敏感?
築70年近くともなると、屋根裏伝いにネズミさんが出没するんですね…。
もちろん私たちが眠るはずのお布団にもネズミさんのフンが落ちていたり、布団綿を引っ張り出されていたり…。
そうなると、匂いに敏感なハムスターは私たち人間よりもはるかに強い「恐怖」を感じているはず。
さらには屋根裏の殺鼠剤の存在も無視はできず…。
今夜もガサゴソしちゃうぜ~!
ね、ねずみさん怖い…。
こんなわけで色々な心配が重なり、その夜は細切れ睡眠しかできませんでした。
おそらく警戒心の強い野性のネズミですから、人間がいる場所にあからさまに登場ということはなかったと信じたい…。
ハムスターの天敵は子供!?
環境の変化で最大の困りごと第1位は、もしかしたらこれかもしれません。
「小さい子供はおもちゃ感覚でハムスターを見る」
前回のお盆帰省はまさにハラハラの連続でした。
小さい甥っ子姪っ子が興味津々でマロのケージを取り囲み、てんやわんやの大騒ぎ。
しばらく落ち着いたかと思うと、またぞろ集まってきてやっと眠ったマロをたたき起こすという有様。
我が家の三姉妹には常々「ハムスターにストレスは厳禁」という話をしているので、3人そろってソワソワしながらいとこたちを引き離そうとしていましたが、気が付くとやんちゃな男の子が戻ってきてケージをコンコン叩いているという…。
そんなわけで年末年始の帰省は、甥っ子姪っ子に気付かれる前にサッと2階への階段を上り、子供たちにも口酸っぱく、
「マロの存在を感付かれないように!」
と指令を出しました。
おかげで年末年始の「小さい子供問題」は見事にスルー。
いやぁ…。神経使った。
ハムスターの長距離移動を終えて…
ハムスターと一緒の帰省は、
- 車の揺れ
- 寒さ
- 匂い
- 子供
という一筋縄ではいかない難題を乗り越えなければいけませんでした。
途中、
「ハムスターの知識のないいとこがケージに指を突っ込んで思いっきり咬まれ大流血」
というハプニングもありました。
年始早々、消耗しすぎてぐったりとしてしまいましたが、一番大変だったのはマロです。
家に戻ってきてからのマロの穏やかな様子といったら…。
ちゃんとここを自分の家だと思ってくれているのね。
という妙な感動もありつつ、申し訳ない気持ちが大きかったなぁ。
もう違うお家には行きたくないわ。
以上、『ハムスターとの長距離移動体験記』でした~!