こんにちは。ティナです。
ゴールデンハムスター、マロとのんびりライフを謳歌しています…と言いたいところですが、三姉妹育児に追われて今日もバタバタの1日です。
今回は、マロをお迎えしたその日に一緒に購入した小動物用の綿についてのお話。
マルカンから販売されている「綿の木の実」という商品です!
ハムスター用のわたの木の実がある
以前ジャンガリアンハムスターを育てていたころに、防寒用として綿を使っていたことがありました。
入れてあげると興奮して巣箱に運び込み、立派な寝床を作っていました。
幸せそうに丸まっていたっけ…。
そのときの光景がよみがえってきたので、旦那と子供たちが、
「ワタも一緒に買って!」
と言ってきたときは「いいよ!」と即答でした。
しかし、カゴに入れられたものを見て頭の中が
「???」
え?木片?木の実?なにこれ…。
入っていたのはこれです。↓↓↓
写真では中の綿があふれかえっていますが、実際に売られていたものはアーモンド型の固い外皮の中央がくりぬかれていて、そこから綿が少し顔を覗かせている程度でした。
えぇえぇ~?普通の袋詰めの綿でよくない?
見たこともないデカイ木の実から綿がチラッと覗いているのが、やけにグロテスクに思えてしまい、一瞬ひいてしまいました。
しかし、ハムスターを飼えることで興奮しきった子供たちは一歩も引き下がらず…。
「でも、これ安いよ!」
「あっちの袋に入っていた方が高かった!」
「こっちの方が絶対にいいよ!」
こんな感じで渋々購入。
カポックのパンヤ綿という種類の木の実らしい
人生で初めて目にした綿の木の実。
あまりにもめずらしいのでちょっと不安になり(本当に小動物に与えていいのかどうか…)調べてみました。
原産地は熱帯アメリカ、アフリカとされる。大きいモノは樹高40~60メートルにもなる。綿はリグニンとセルロースから構成される。弾力があり撥水性に優れている。クッションや枕の中綿、手芸用品としても人気がある。
種子からはカポック油が採れ、石鹸や塗料、潤滑油として使われているとのこと。
特に「有毒」などの表記もなかったし、万が一毒があったとしても業者側で取り除いてから販売しているはず。
そんなわけで、ひとまず安心してマロに与えました。
しかーしっ!!
ケージの中が綿だらけになる
さっそく興味を示してくれたマロでしたが、あまりに興奮しすぎて、綿をものすごい勢いで引っ張り出し…!!
一瞬でケージが綿だらけになってしまいました。
それでどうするのかというと、
完全放置。
引っ張り出すだけ引っ張り出したら終わりって、なんだかなぁ…。
せめて巣箱に運んで巣材にするとかしてくれれば助かったのですが、マロ的には「そういうことじゃない」みたい。
あたしはそういう女。
その後、カポックは完全にマロの意識の外に追いやられ、綿があふれかえって存在感だけはすごいのに、なきもののような扱われ方でした。
完全に邪魔になってる…。
ここまで来ると置き続けることに意味はないように思われたので、早々に撤去。
カポックのわたを引っ張り出したらすごかった
どうせ捨てるならこのカポックとやらの構造をしっかりと見てやろう。と思い、ゴミ袋の中で綿を引っ張り出したら…。
なにこのすごい量!!
ある程度マロが引っ張り出していたにもかかわらず、柔らかくて温かい綿が奥からモコモコモコモコ…いつまでも出てくるわ出てくるわ、どどまるところを知りません。
途中から面白くなって時間を忘れて引っ張り出していました。
そしてずーっとマロのフンが紛れ込んでいたと思っていたのですが、綿にポツポツと絡みついている黒い小さなものが、ここにきてようやくカポックの種だったことに気付いた私。
なにげに失礼なこと言ってるわよ、あなた。
これを蒔いたらこの面白い木の実が出てくるってこと?
と思ったら、急に幸せな気持ちになって、綿をほじくり起こして種をせっせと採取。
今年の春、アサガオの種と一緒に蒔いたけど、残念ながら芽すらも出ませんでした。
私はてっきり、カポックの種は桃とかアボカドみたいに大きなのが1つ、ボンっと入っているとばかり思っていたので、アサガオに似た(ハムスターのフンにも)小さな種が綿に包まれて入っているのを見て、少しだけ親近感が湧きました。
マルカンさんによると、カポックの種は無害だそうです。
わたの木の実はハムスターには危険?
カポックの木の実のことを調べているうちに出てきた情報が、
「ハムスターに綿は危険!!」
というもの。
- 足に絡みついて壊死する可能性がある。
- 首に絡みついて窒息の危険がある。
- 頬袋の内側にへばりついて頬袋脱になる危険がある。
- 食べてしまうと腸閉塞などを引き起こす。
我が家のマロは幸い?カポックの綿を巣材に使うようなことはありませんでしたが、あのモコモコのあったかい綿に魅了されるハムちゃんは多いはず。
過去に飼っていたジャンガリアンハムスターも綿が大好きでいつもくるまっていました。
しかし、大きなトラブルもなく寿命を全うしたのは、単に運が良かっただけのことなのかもしれない、と思ったらゾッとしてしまいました。
綿好きのハムちゃんのために出来ることといったら、
- 綿を頬袋に入れて運ばなくてもいいように、あらかじめ巣箱に設置してあげる
- まだ月齢の小さいハムスターには使わない
- 綿単体ではなく、ちぎった新聞紙も混ぜて、綿の比率を少なくする
とはいえこれで安心するのではなく、こまめに巣箱の状態をチェックすることが大事かもしれません。
リスクを冒してまで与える必要はないかも。
あたし、あれ苦手なのよね~。