この物語の主人公ソラくんは、家では普通に話せるのに学校に行くと話せなくなる場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の子供です。
![ティナ](https://cafemaro-sosena.com/kanmoku/wp-content/uploads/2023/05/wp-16844825006488014688597050030539-e1684482736322.png)
ティナ
場面緘黙症は不安障害や恐怖症の一種であると言われています。
元場面緘黙児である私の体験を元にした創作ですが、今現在場面緘黙に苦しんでいる人の、なにかしらのヒントになれれば嬉しいです!
では第三話いきましょう~!
◎前回のお話はこちら↓↓
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◎第一話はこちら↓↓
![話せない!ソラくんのせかい](https://cafemaro-sosena.com/kanmoku/wp-content/uploads/2023/05/07F4AA6E-6A61-4A03-9C4F-B2A8A1921F8D-160x160.jpg)
ソラくんのせかい③・変わりたいと思うソラくん。変わられては困るコア
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コアの言葉は絶対?
ソラくんの中で存在をどんどん強くしていくコア。
現実で話すことができないなら、せめて想像の中で「楽しい人気者の自分」でありたい!
と思うのですが、それすらも許されません。
場面緘黙の子供は「話さない」を選択しているのではなく、「話せない」なので、もしかするとほとんどの子が頭の中で「人気者だったかもしれない自分」を想像しているんじゃないでしょうか?
実際私もソラくんのように、四六時中「クラスのムードメーカーだったかもしれない自分」に想像を巡らせていました。
しかし、そのあとにやってくるのは「現実」という名の絶望…。
クラスメートと話せない現状を打破するすべがないので、本当に文字通り「望みが絶たれた」ような気分になるんですよね。
その恐怖といったらもう…。
だいぶ時間が経って、当時の自分を客観的な視点で見られるようになったから言えることですが、
「あんな小さな子供が必死になって恐怖と戦っているのに、表面からはそれが理解されないって残酷すぎるー!!」
って感じです。