ブラックフライデー開催

笑いたいのに笑えない

特定の場所や場面で話せなくなる場面緘黙症。

中には笑いたいのに笑えないというケースもあります。

ティナ
ティナ

まさに私がこれでした…

今回のお話は私の幼稚園の頃のエピソードをもとにしています!

では第四話参りましょう~

◎前回のお話はこちら↓↓

変わりたいのに変われない!

◎最初から読むならこちら↓↓

話せない!ソラくんのせかい話せない!ソラくんのせかい

本当は笑いたい

笑いたくても笑えない状況が続いた結果

幼稚園の頃、喋れない私を気遣ってくれる女の子たちが何人かいました。

呆然と突っ立っているだけの私を遊具のほうに誘ってくれるのですが、どういうわけか身体が思うように動かない…

半分引きずられるようにしながら、クルクル回るジャングルジムみたいなやつにしがみついていたのを覚えています。

ティナ
ティナ

幼稚園の頃と小学一、二年の頃の記憶は、できれば頭の中から抹殺したいくらい(笑)

今思うと、場面緘黙が出始めたこの頃の症状が一番ひどかったんじゃないでしょうか。

ちょっとでも笑うと女の子たちが、

「ティナちゃんが笑った~!」

と歓喜して集まってきたり、先生に報告しに行ったりするので、それに恐怖を感じていました。

先生のフォローに追いつめられる

なにが怖いかって、

「笑うのなんて当たり前なんだから、ティナちゃんが笑ったって普通でしょ」

という先生のフォロー(笑)。

子どもたちは「テヘ!」という感じでまったく気にもしていないのですが、私の中では、「笑うのが当たり前」が「しゃべるのが当たり前」につながっていて、「人間なら当たり前」ぐらいまで行ってしまうんですよね。

人間なら当たり前にできることができない

どうやったらそんなふうに解釈できるのよ!

という感じですが、当時の私は暗に先生に責められているような気分になり、

「笑う」

「女の子たちが先生に教える」

「先生に批判される」

くらいまで飛躍してしまっていました。

その結果が、どんなに楽しいことがあっても「笑うのを我慢する」という現実。

気が付くと感情が鈍磨し、私の中に残ったのは怯えや恐怖やいら立ち、不安ばかり。

楽しいことを素直に楽しめないという状況は、場面緘黙を克服してからも長いこと続きました。

…というか、克服したのは本当にここ最近の出来事です。

そう考えると、やっぱり早期ケア、早期ケア、早期ケア!

…なんですよね。

ティナ
ティナ

いまだに夫や子供たちに「ママが笑ってる~!」と言われると表情がこわばります汗

◎次のお話はこちら!

友だちがいなくて寂しいけれど勇気がでない